「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

一回の食事の糖質量

我々が食べていたもの - 牛乳のこと (hatenablog.com)

「主食をやめると健康になる」(江部康二著、ダイヤモンド社)p74-75、p77-78

約700万年間の人類の歴史のうち、穀物を主食としたのは、農耕が始まってからの約1万年間にすぎません。(中略)
人類の歴史のうち農耕が始まる前の約700万年間は、食生活の中心は狩猟や採集でした。米や小麦などの穀物は手に入らなかったので、誰もが糖質制限食を実践していたといえます。(中略)

それでは、農耕が始まる前の人類はいったい何を食べていたのでしょう?

約700万年間、人類は狩猟・採集を生業としており、日常的な食料は、魚貝類、小動物や動物の肉・内臓・骨髄、野草、野菜、キノコ、海藻、昆虫などです。ときどき食べることができたのは、木の実、果物、球根(山イモなど)でしょうか。(中略)

果物やナッツ類は、秋を中心に季節ごとに少量は手に入るので、当然食べていたと思います。もっとも、当時の果物やナッツは野生種ですから、現在食べているものに比べたら、はるかに小さくて糖質含有量も少なかったと思います。

そして、ジャガイモやサツマイモを人類が食べはじめたのは、農耕開始と同じ頃か、それ以降です。山イモなどの球根は、さまざまな種類が山のなかに自生していたと思われるので、たまに運よく採集できたら食べていたと思います。(引用は、ここまで)

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穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 (mext.go.jp)

可食部100g中に、利用可能炭水化物(単糖当量) 38.1g

白い御飯一膳(150g)に、糖質は、57.15g

野菜類/(トマト類)/加工品/ミックスジュース/食塩無添加 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 (mext.go.jp)

可食部100g中に、差引き法により利用可能炭水化物 3.7g

200g飲んだとして、7.4g

合計で、64.55g

これは、一食当たりの糖質として、多いか。

上の文章から考えると、一回の食事で摂っていた糖質の量は、10~20g位ではないか、と思う。

これよりたくさん食べて大丈夫か。

ドクター江部の糖尿病徒然日記  『糖質制限食十箇条』2022年版。 (fc2.com)

糖尿病の人や肥満・メタボリックシンドローム生活習慣病の人の治療・予防には、スーパー糖質制限食がベストの食事療法です。
そして 『糖質制限食』実践により、糖尿病の人では「食後高血糖グルコーススパイク)」「血糖変動幅増大」が予防でき、血糖コントロール良好となり、合併症が予防できます。

糖尿病の人が、従来の糖尿病食(カロリー制限・高糖質食)を食べれば、必ず「食後高血糖」と「血糖変動幅増大」を生じるので、合併症予防は困難です。

耐糖能正常型の人においても、「グルコースミニスパイク」が予防できるので、生活習慣病の予防・治療が期待できます。
生活習慣病根本要因は、頻回過剰のグルコースミニスパイクとそれに伴う頻回過剰のインスリン追加分泌です。

(中略)

一、スーパー糖質制限食は三食とも主食なし。効果は抜群で早く、一番のお薦め。
  1回の食事の糖質量は20g以下。

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糖尿病の人は、一食の糖質量は、20g以下にするべき。

糖尿病でない人は、一食の糖質量を20g以下にすると、生活習慣病を予防できる、悪化させない、良くする事ができる可能性がある。

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20g以上、摂って、大丈夫か。

これは、分からない、としか、言いようがない。

大丈夫な人もいるだろうし、そうでない人もいるだろう。

あとは、各人がご判断下さい、ということになる。