「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

私の来し方(お金について)

一つ前の記事のブックマークコメントから。

>適齢期女性の最近の傾向として、婚活に際して第一の条件は相手の収入だそうです。

私がいい奴と思っていた奴が結婚していない。という事は、やはりお金を見ているのか。

ちなみに、私も、中学生、高校生、浪人生、大学生時代は、もてなかった。

>やっぱり日本はビンボーなんですね。

私は、それ程、豊かでない家庭(母曰く、中流の中の一番下)で育った。

一方、医者になってからは、それなりに収入があった。

みんながお金を持っている時にお金がなくて(高校時代、大学時代は、辛かった)、日本が豊かでなくなってから、お金を持つようになった。

(結婚しようと思った矢先に、stageⅣの直腸癌が見つかってしまった。それからは、結婚どころでは無くなってしまった。)

1999年5月に医者になってから、3日か4日に一度のペースで、当直をずっとしていたので、2008年3月に直腸癌が見つかるまで、世の中が(日本の国が)どうなっていたのか、全く知らなかった。

2007年に勤めていた精神科の病院(民間の病院)で、准看護師さんが「これだったら、マクドナルドで働いていた方が...。」とぼやいていたので、この頃はすでに日本の国は貧しくなっていたのだろう。