「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

月影隠輝さんとrecocaさんからコメントを頂いた。

月影隠輝さんからコメントを頂いた。

他人に迷惑をかける確率が高いのは、高血圧から来る疾患でしょうから。

高血圧の人が降圧薬を飲まない場合。
脳内出血やくも膜下出血を起こす可能性はあります。
脳内出血を起こして片麻痺が残ると、不便だと思います。
他の人に迷惑を掛けることがあるかも知れません。
くも膜下出血を起こすと、認知機能障害を残すことがあるようです(主治医として診たことがないので、こういう書き方をしました)。
認知機能障害を残すと、介護を要することになります。
(脳神経外科は初期研修で回っていないので、知識が不十分です。そこのところをご容赦下さい。)

 

一方、高血圧の人が降圧薬を飲む。→血圧が下がる。→血液が脳へ十分行き渡らなくなる。→正常の認知機能を持っていた人が軽度認知障害(MCI)になる。軽度認知障害だった人が認知症になる。

認知症になると、家族は困ります。
母の母がアルツハイマー病(アルツハイマー認知症)になりました。
母は本当に苦労していました(当時はドラッグストアに勤めていた)。

 

どちらのケースも問題があると思います。

ただ、どちらかと言えば、高血圧は降圧薬を飲まずに経過を見る方が良い、と思います。

 

recocaさんからコメントを頂いた。

現代において普通の食事をしていれば、たとえ高血圧でも血管が破れることは稀という実測研究があります。高血圧⇒容易に脳溢血、は戦前の栄養状態の話です。現代人の血管壁は丈夫です(と雑誌に書いてありました)。

蛋白質をしっかり摂っていれば、脳内出血やくも膜下出血はある程度予防できると私も考えています。