「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

木戸孝允、私の病気

歴史人物スイング - 素振り文武両道 (suburin.jp)

木戸孝允(桂小五郎)さんの事が書いてあります。

木戸孝允の診察書 | 春風文庫 (amebaownd.com)

大腸癌が肝臓に転移して亡くなっていますね。
43歳で亡くなっています。
若くして、大腸癌になり、それが転移して亡くなる。
私は、35歳で、直腸癌(直腸は大腸の一部)、両肺転移、あと、手術中に肝転移が見つかりました。
私は、当時、焼き肉を外でよく食べていました。
それが良くなかったと思います。

しかし、木戸孝允さんの場合、そういった事は無く(牛肉をよく食べていたとしても、牛に成長ホルモンを注射していたという事は無かっただろう)、原因は何なんだ、という事になろうか、と思います。

家族性大腸腺腫症(腺腫とはポリープの事)というのがあって、40歳前後で、大腸癌が見つかり、亡くなる。
そういう人が家族内で多発する、という遺伝性の疾患です。

ちなみに、私の診断名は、「孤発性の家族性大腸腺腫症」です。
(家族性大腸腺腫症が孤発している、という時点で、「えっ、矛盾しているやん」と思いますが。)

40歳位までは、生きられる。→子孫を残す事は出来る。

という事で、この遺伝子(家族性大腸腺腫症を引き起こす遺伝子)は、現在まで引き継がれているようです。

小学生の頃、木戸孝允の事を知り、大学4年生の時に、家族性大腸腺腫症を学び、35歳で、自分もそうだった、と知る。

インターネットの時代になり、多くの事を知る事が出来るようになりました。