「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

牛乳の話、堂迫俊一先生

牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming (rakusouken.net)

牛乳や乳製品についての話。

堂迫俊一先生は雪印メグミルクの方。

雪印メグミルクからお給料をもらっている以上(現在はもうもらっていたかな)、そこは割引いて読む必要がある。

しかし、学者として、私達にとって有用な事を述べられている。

関心のある方はどうぞ(私は凄く勉強になった)。

 

一部を引用。

 

栄養経済学という分野では、牛乳乳製品を皆がもっと摂ることによって、将来的の高齢化社会における医療費の増大を抑えることができ、社会が健全化するという研究がある。アメリカの例では国家予算のかなりの割合でコスト削減が可能であるという試算もあり(引用はここまで)

 

脳梗塞心筋梗塞(共に血管が詰まる病気)を予防出来るのか、転倒→骨折→寝た切りを予防出来るのか分からないが、そういった効果があるのだろう。

 

一部を引用。

 

ヒトがヒト以外のミルクを飲むと体によくないという主張には、ミルクアレルギーの問題以外には全く科学的根拠はありません。(引用はここまで)

 

学者でここまで明言出来るというのは、大した物だ、と思う。

ミルクサイエンスの分野で堂迫先生は超一流だが、ここまで言い切れるというのは、自信がよほどあるのだろう。

 

900ml入りの牛乳が売れたところで会社としてはそれ程儲けにならないようだ。

そういった状況で牛乳を推すというのは、なかなか良い(企業からお給料をもらっているけれど、学者として正しい事を言おうとしている)、と思う。