「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

まずは牛乳

いけごんさんからコメントを頂きました。

コロナワクチンによる隠れた副作用は「老化」私、心当たりがあります。
毎週日曜日の夜、風呂上がりに体重測定しています。
2017~2020年::71.0kg~70.5kg
2021~2023年::69.0kg~68.0kg
2024年   ::66.5kg
ワクチン接種してから体重が落ちて筋肉が激減、最近カミさんから 筋肉が無くなった。
と言われる様になりました。自分は、歳だからそれなりの筋肉だろうと。
更に疲れ易くなり歳のせいにしていますが別の要因があるなら納得です。
2019年7月、尾瀬をトレッキングして体力の衰えを感じなかった。
昨年11月の奈良観光は、大きな疲れも無かったが今後が心配です。
76歳と79歳の二人、疲れ易い身体に変身しています。(引用はここまで)

牛乳の長寿効果、再掲 - 「がんに効く生活」とか (hatenablog.com)

70歳の方を10年追跡し、何人が(何割の方が)、80歳まで生きる事が出来たか、を見ている。

牛乳を毎日、飲んでいる男性は、ときどき飲む、または、飲まない男性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)

牛乳を毎日、飲んでいる女性は、ときどき飲む、または、飲まない女性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)

 

生存率が、どれ位、改善するかを見る。

 

毎日、牛乳を飲んでいる男性のうち、81%が80歳になる事が出来た。

ときどき飲む、または、飲まない男性のうち、63%が80歳になる事が出来た。

牛乳を飲んでいる男性の方が、81%-63%=18%、生存率が高い。

 

毎日、牛乳を飲んでいる女性のうち、85%が80歳になる事が出来た。

ときどき飲む、または、飲まない女性のうち、79%が80歳になる事が出来た。

牛乳を飲んでいる女性の方が、85%-79%=6%、生存率が高い。

 

男性の方が、効果は大きかった。

 

男性は、特に飲むべきだ、と思う。

女性においても、効果は認められているので、女性も飲むべきだ、と思う。(引用はここまで)

 

私のコメント

これまでいろいろな統計を見て来ましたが、この結果は割と信用できると思います(研究をした柴田博先生が雪印メグミルク森永乳業からお金をもらっているようには見えない)。

従って、この結果を採用すべきだと思います。

どれだけ飲めば良いか、ですが、上記研究は、コップ1杯(200ml)を毎日飲んでいるかどうかを見ている、と思います(どこにも記載はない、私の推測)。

牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming (rakusouken.net)

質問。健康を保つためには1日にどれほどの牛乳を摂取すればよいでしょうか?

堂迫俊一先生の回答。一概には言えませんが、世界中で勧められている運動が3-A-Dayです。1日に牛乳3本分相当(牛乳、ヨーグルト、チーズの組み合わせでもよい)を摂取すると、骨健康やメタボ予防に有効と言われています。また、そのような結果が多くの論文で発表されています。(引用はここまで)

堂迫俊一先生が書いた論文を何本か読んだことがあります。

大変まともな先生です。

上記から私は1日に600ml位飲むのが良いという結論を出しています。

また、母は1日に675mlずつ飲んでいました(900mlのボトルを1日に3/4ずつ飲んでいた)。

 

120~150℃で1~3秒殺菌した牛乳でも良いのですが(スーパーマーケットで売っている牛乳はほとんどそうだと思います)、72℃15秒もしくは65℃30分で殺菌している牛乳の方が良いと私は考えています。

 

「食の戦争」(米国の罠に落ちる日本)(鈴木宣弘著)p56

超高温殺菌によって、①ビタミン類が最大20%失われる、②有用な微生物が死滅する、③タンパク質の変性(性質が変わること)によりカルシウムが吸収されにくくなる、などの栄養面の問題が指摘されていることである。(引用はここまで)

 

72℃15秒もしくは65℃30分で殺菌している牛乳は、自然食品の店で売っていることがあります。あと、インターネット上で売られています。

 

72℃15秒もしくは65℃30分で殺菌した牛乳でも、120~150℃で1~3秒殺菌した牛乳でも、どちらでも良い、と思いますが、牛乳をまずはお勧めします。