「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

牛乳の長寿効果

母の最晩年、母に牛乳を飲むことを勧めていたら、母の認知症の発症を遅らせることができたのではないか。 - 人生は80から (hatenablog.com)

>ホエイたんぱく質の中には、ウイルス感染をした小腸を早く回復させるたんぱく質が含まれている。

ウィルス感染の症状(下痢)を軽くする事は出来る、と思う。根拠は、下記記事。

ロタウィルス感染症 - 牛乳のこと (hatenablog.com)

>現在は、私は、毎日、牛乳を飲んでいる。牛乳を飲み始めてから、風邪を引いたことがない。

牛乳に含まれるIgG(免疫グロブリンG)の効果か、未知の物質、未知の作用機序によるものか。

少なくとも、低温殺菌乳なら、IgGは、変性する事なく、小腸にたどり着いている可能性が高い。

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牛乳の健康効果。

①カルシウムを効率良く摂れる。

牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming (rakusouken.net)

1ページ目の下の方に書いてある。

②腸管におけるウィルス感染症の症状を軽くする事が出来る。(ウィルス感染症による下痢を抑えてくれる。)

③風邪を引かなくなる。

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小金井研究 - 牛乳のこと (hatenablog.com)

小金井研究2 - 牛乳のこと (hatenablog.com)

(小金井研究と小金井研究2は、同じ研究結果を載せている。2の方が、高齢者の回答を忠実に反映している。)

70歳の方を10年追跡し、何人が(何割の方が)、80歳まで生きる事が出来たか、を見ている。

牛乳を毎日、飲んでいる男性は、ときどき飲む、または、飲まない男性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)

牛乳を毎日、飲んでいる女性は、ときどき飲む、または、飲まない女性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)

生存率が、どれ位、改善するかを、(毎日、飲んでいる男性の割合)-(ときどき飲む、または、飲まない男性の割合)、で見る。

男性は、81%-63%=18%

女性は、85%-79%=6%

生存率の改善は、男性で、より大きい。

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生存率の改善は、カルシウムを効率良く摂る事が出来た結果、骨折が減るからだ、と思っていた。

大腿骨頸部骨折は、女性に多い。(圧倒的に多い。)

しかし、生存率の改善は、男性において、より顕著だ。

腸管におけるウィルス感染症の症状が軽くなる事で、生存率が高くなっている。

下痢しなくなる事で、長生き出来るようになる。

そう考える。

(もしかすると、風邪を引かなくなる、ウィルスによる呼吸器感染症にならない事が、生存率を高めているのかも知れないが。)