1991年、満70歳の高齢者2000名を対象に、10年間、様々な点から調査する追跡調査が行われました(小金井研究)。その1つに、「牛乳を飲む習慣と生存率」の調査があります。(引用は、ここまで)
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「ここがおかしい日本人の栄養の常識」(柴田博著、技術評論社)p156
この研究のスタートは、昭和51年(1976年)であり(引用は、ここまで)
と書かれている。
上記の1991年というのは間違えで、1976年に開始されたのだろう。
1976年から1991年までの間、行われていたのかも知れない。
小金井研究2 - 牛乳のこと (hatenablog.com)
70歳の方を10年追跡し、何人が(何割の方が)、80歳まで生きる事が出来たか、を見ている。
牛乳を毎日、飲んでいる男性は、ときどき飲む、または、飲まない男性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)
牛乳を毎日、飲んでいる女性は、ときどき飲む、または、飲まない女性に比べて、生存率が高い。(80歳まで生きた人の割合が多かった。)
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生存率が、どれ位、改善するかを見る。
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毎日、牛乳を飲んでいる男性のうち、81%が80歳になる事が出来た。
ときどき飲む、または、飲まない男性のうち、63%が80歳になる事が出来た。
牛乳を飲んでいる男性の方が、81%-63%=18%、生存率が高い。
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毎日、牛乳を飲んでいる女性のうち、85%が80歳になる事が出来た。
ときどき飲む、または、飲まない女性のうち、79%が80歳になる事が出来た。
牛乳を飲んでいる女性の方が、85%-79%=6%、生存率が高い。
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男性の方が、効果は大きかった。
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男性は、特に飲むべきだ、と思う。
女性においても、効果は認められているので、女性も飲むべきだ、と思う。