A or B ?の質問を、母は理解できない。
従って、どちらがいいのか、こちらで判断しないといけない。
もし、○○なら、といった話も、母は理解できない。
従って、先の予定について話すことができない。
補聴器の電池(ボタン電池)が無くなったら、どうするのか(まだ、手元に十数個ある)、といった話ができない。
というわけで、行き当たりばったりの毎日を送っている。
右側の同名半盲があるようだ。
右半分が見えていない。視野欠損がある。
母は、排便の際、便座の側面を汚す。しかし、その後、自分で、雑巾でふき取ってくれる。
最近、便座の右側(向かって右側)だけが、いつも汚れている。
いつも、どうして右側だけなんだろう、と思っていたが、母は右半分が見えていない。
視野の右半分を伝導する経路(神経細胞群)は、言語理解をつかさどる部分の近くにある。
その辺りを養う血管が詰まったのだろう(血栓症)。
お鍋から深皿に、汁(鶏のがらで取った出汁)を入れる際、よくこぼすようになった。
我が家は、ガスコンロが台所の右端にある。
右半分があまり(もしくは全く)見えていないのだろう。
ウェルニッケ失語(感覚性失語)がある。
右の同名半盲もあると考える。
失語 - 07. 神経疾患 - MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com)
ウェルニッケ失語の患者は正しい単語を流暢に発話するが,しばしば意味のない音素を含み,それらの意味または関係を把握していない。その結果,患者の発話は単語の寄せ集め,または「言葉のサラダ」状態になる。典型例では,自分の話が他人には理解不能であることに気づかない。
話し言葉および書き言葉の理解が障害される。患者には読み間違い(失読)がみられる。書字は流暢であるが,誤りが多く,実質的な言葉を欠く傾向にある(流暢性失書)