「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

人乳

乳類/<その他>/人乳 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類 (mext.go.jp)

人乳とは、ヒトの乳。すなわち、お母さんのおっぱい。

可食部100g当たり

アミノ酸組成によるたんぱく質 0.8g

脂肪酸のトリアシルグリセロール当量 3.6g

利用可能炭水化物(単糖当量) 6.7g

乳類/<その他>/人乳 - 08.炭水化物-可食部100g-利用可能炭水化物及び糖アルコール (mext.go.jp)

可食部100g当たり

乳糖 6.4g

 

ヒトの乳100g中に、

たんぱく質 0.8g

脂質 3.6g

糖質 6.4g

と考えて良い、と思う。

 

母乳成分の科学-―糖質―.pdf (beanstalksnow.co.jp)

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1.乳糖

母乳に含まれる乳糖は、小腸にあるラクターゼという消化酵素によって、グルコース(ブドウ糖)とガラクトースに分解される。

グルコースは、小腸で吸収され、血液に乗って、体内を循環。エネルギーとして利用される。

ガラクトースは、肝臓内でグルコースに変換されて、エネルギー源となるが、一部は、糖蛋白質や糖脂質の構成成分になったり、脳神経系の構成成分となる。

(私が、まとめた。)

 

乳糖がエネルギーとして全て利用されるわけではないが、全て利用されるとして、計算する。

 

糖質1g当たり、4kcal。

糖質で、4×6.4=25.6kcal

 

脂質1g当たり、9kcal。

9×3.6=32.4kcal

 

たんぱく質1g当たり、4kcal

4×0.8=3.2kcal

 

25.6+32.4+3.2=61.2kcal

人乳100g当たり、61.2kcal

 

25.6/61.2×100=41.8%

32.4/61.2×100=52.9%

3.2/61.2×100=5.2%

 

糖質が41.8%、脂質が52.9%、たんぱく質が5.2%

 

糖質は、それなりに含まれている。

脂質が多い。

 

子どもに食事やおやつを与える際、この比率を参考にすると良い、と思う。

 

穀類/こめ/[水稲めし]/精白米/うるち米 - 08.炭水化物-可食部100g-利用可能炭水化物及び糖アルコール (mext.go.jp)

ご飯やお餅は、でんぷんが主成分。

デンプン - Wikipedia

でんぷんは、唾液や膵液で分解され、最後に、小腸壁で分解されて、グルコース(ブドウ糖)になる。

 

人乳(母乳)の成分を考えると、ある程度は、ご飯やお餅は食べて良い、と思う。

 

スクロース - Wikipedia

しかし、果糖は含まれていないので、砂糖(主成分であるスクロース(ショ糖)は、小腸で分解されて、グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)になる)や果物は避けた方が良い、と思う。