「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

循環器内科受診の記録(覚書)

今朝、A病院に行って来た。

血液検査、心臓の超音波検査、その後、診察。

 

best conditionで臨んだ。

 

心臓の超音波検査は、6月6日(木)と著変無し。

血液検査。

NT Pro BNP 血清 90(上限値は55)

→心臓の筋肉にどれ位、負担が掛かっているか、を見ている。

今までで一番いい値。

体調とNT Pro BNPが一致している事を確認した。

Hb(ヘモグロビン) 13.4g/dl(13.7~16.8)

MCV(平均赤血球容積) 82.1fl(83.6~98.2)

一応、小球性貧血(=鉄欠乏性貧血)という事になるが、問題ない、と思う。

 

私は2008年3月に大腸全摘術を受けている。

小腸の末端と肛門のところを縫い合わせている。

そこから少しずつ出血している。

それに対し、Nature Made Iron(鉄)を毎日4錠ずつ飲んでいる(1錠3㎎で4錠内服。毎日12㎎ずつ摂っている)。

 

クレアチニン 0.69(0.65~1.07)

腎機能を見る。正常範囲内(低いのは問題がない)。

 

昨日の夕食前に体重を測った。59㎏だった。なお、私の身長は、188㎝。

 

6月7日(木)の時点で、体重は59㎏だった、と思う(A病院に入院中だった)。

従って、心臓の超音波検査、体重、体調(息切れするかどうか)は、リンクしている、と考える。

 

+++

 

6月8日(土)に退院。6月に2日、7月に2日、処方された薬(利尿薬)を飲んだ。

 

その旨、主治医に報告。

 

主治医「(体重は)59㎏ですか。(退院時より)2㎏増えていますね」

 

(主治医は腕が立ち、性格も良さそうだ。)

 

→診察室を出てから、考えた。

 

利尿薬を飲む。→循環する血液の量が減る。→心臓への負担は減る。その一方、脳に行く血液の量が減る。

 

私は、ケアレスミスが多い。右肺を70%切除してから増えた。

 

これ以上、脳に血が行かなくなると、日常生活に差し支えるだろう。

 

以上から、利尿薬は、これまで通り、頓服で飲む事にした(私が自分で勝手に判断して、薬を飲んでいる事を主治医は以前から知っている)。

 

主治医「腎機能は正常ですね(クレアチニンを見て、そう言ったのだろう)」

 

一旦、診察室を出てから、「どうして、そんな事を訊くのだろう」と思った。

 

再度、診察室に入り直した。

 

主治医「利尿薬を飲んでいるから(腎機能について触れた)」

 

私「分かりました。有難うございます」

 

利尿薬を飲むと、腎機能に影響が出る事がある、腎臓に影響が出る事がある、という事だろう。

 

→利尿薬の内服は最小限で行こうと思った。

 

+++

 

優秀な先生だ。同業者だからよく分かる。

 

しかし、超音波検査の結果と、血液検査の結果、それと体重だけを見て、診察をしている。

 

重症者は気合を入れて診る。軽症者は軽く流す。

 

私も昔はそうだった。

 

「私の主治医は、私しかいないのだな」と改めて思った。