「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

主治医から電話があった。③

午後1時40分に主治医から電話があった。

血液検査(身体の中で炎症が起きると、血液検査で、CRPが上がり、白血球の数が増える。)

3月4日(月)CRP 17、白血球数 11470 原因は誤嚥性肺炎。抗生物質(ユナシン)開始。

3月8日(金)CRP 4.68、白血球数  4960 ユナシンが効いた。

3月12日(火)、発熱を認めた。

3月12日(火)CRP 12.2、白血球数 11700 尿を調べたのだろう。尿路感染症とのこと。

抗生物質(セフトリアキソン、セフェム第3世代の薬)を始める。

3月15日(金)、熱は下がっている。

しかし、3月15日(金)CRP28、白血球数 15000  

尿路感染症から敗血症を起こしている。

血液培養でクレブシエラという細菌が生えていた。

尿培養でクレブシエラと大腸菌が生えていた。

尿路感染症と敗血症を起こしている細菌はクレブシエラ。

クレブシエラは、日和見感染の際、見られる細菌。

本人の抵抗力がなくなっている証拠。

3週間以上、食事が摂れていない。→免疫力が低下。→健康な人は感染しないような細菌(弱毒微生物、例えばクレブシエラ)に感染してしまう(日和見感染)。

抗生物質(セフトリアキソン)が効くか、細菌の勢いが勝つか。

 

1250ml/日を持続点滴で入れ、セフトリアキソンを生理食塩水100mlに溶いて、1日に2回、入れている、とのこと。

1日に1450ml、入れている、とのこと。

 

血圧。

以前は、150/-という事があったが、現在は、100を超える事はない。80代/-とか。

敗血症を起こし、末梢の血管が開く。それで血圧が下がっている(オームの法則でいうところの、抵抗が下がると、電圧が下がる。これと同じメカニズム)。

 

neruzoh注。

血圧を上げる薬(昇圧剤)は使わないで下さい、と入院時にお願いしている。

血圧低下→死亡という経過を最後は辿るだろう。

 

3月18日(月)に血液検査をする。

それで、CRPと白血球数が下がっているかどうか。

 

誤嚥性肺炎と尿路感染症、この2つが圧倒的に多い。

老衰と言ってもいい。

 

neruzoh注。

誤嚥性肺炎を起こして亡くなる、尿路感染症を起こして亡くなる、この2つが圧倒的に多い。

 

思っていたより経過が早い。(残念だ)。

(それでも、)人工呼吸器を付けるという意味ではなくて、高い水準の医療を受ける事が出来て、本当に良かった。よくトレーニングされた先生に診てもらえて、本当に良かった。

 

以上、主治医に伝えた。

 

私のコメント。

下手したら、今週末。

持ち堪えたら、来週中か。

短期的には、セフトリアキソンが効くかどうか。

中長期的には、食べられていないので、誤嚥性肺炎か尿路感染症を再び起こして亡くなるだろう。