「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

意識障害、せん妄

本日、2記事目。

意識障害とは|(症状編) 意識障害|神経内科の主な病気|日本神経学会 (neurology-jp.org)

意識障害には様々なレベルがあります。昏睡状態でなくとも、眠りがちになったり、会話や考えが混乱したり、集中力を欠いたり、明瞭に思考できない状態も含まれます。(引用は、ここまで)

22日(木)午前3時半の時点では、母は意識障害があった、と考えています。

せん妄とは~認知症との違い~ (aburayama-hospital.com)

せん妄という用語は医学用語としての定義はありますが、病名ではなく、異常な精神状態を指し(中略)

せん妄は、その方がもともと持っている病気や薬など何らかの理由で一時的に意識障害や認知機能の低下などが生じる精神状態のことです。注意力および思考力の低下、見当識(日時や場所の認識)障害、覚醒(意識)レベルの変動を特徴とします。(中略)

意識の障害(見当識の低下)

何が起こっているのか理解できず、日時や自分のいる場所がわからなくなる見当識障害が生じ、妄想や幻覚が起きます。(中略)

思考が乱れ、当てもなく歩き回ったり、ときに支離滅裂な行動をとったりします。(中略)

1日のなかで症状が変動する点もせん妄の特徴です。(中略)

夜間せん妄と呼ばれ、昼間は比較的しっかりしているのに夜間に症状が強く現れ、興奮したり、怒ったり豹変するケースもあります。(中略)

症状別の種類

過活動型せん妄(興奮、幻覚、妄想、点滴・チューブを自分で抜いてしまうなど)

(中略)

発症状況による分類

(中略)

夜間せん妄(睡眠と覚醒のリズムが崩れ、夜に症状が出るせん妄)

(中略)

せん妄の症状は、認知症と似ていますが、まったく異なる病気です。その大きな違いは、一過性か否かという点にあります。せん妄は突然発症し、数時間から数週間にわたり症状が継続しますが、時間とともに症状が変化するのもせん妄の特徴です。(中略)

ただし、せん妄と認知症が同時に発生することもあります。

認知症は一度発症すると、基本的には認知機能が戻らず進行していくのが特徴です。(中略)

せん妄の症状の中心は「意識の障害」で注意力が障害されることにあります。それに対して認知症の症状の中心は「記憶の障害」にあります。

そのため、せん妄では意識障害がありますが、認知症では意識自体はおおむね正常です。

また、発症時期での違いとしては、せん妄は突然発生し、多くの場合いつ始まったのかをはっきり特定できますが、認知症は一般にゆっくり発生し、いつ始まったのか特定することは難しいとされます。(引用は、ここまで)