「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

アルツハイマー型認知症と緑内障

本日、2記事目。

「糖質過剰」症候群(清水泰行著)p69

アルツハイマー病「3型糖尿病」とも言われています。

同著p148-p149

緑内障は現在「4型糖尿病」と考える研究者もおり、私もそれを支持している。(中略)

視神経や網膜は脳の一部であり、アルツハイマー病との関連も指摘されている。

アルツハイマー病において、緑内障に特徴的な網膜神経節細胞の減少や、視神経の変性、視神経乳頭陥凹、および視野欠損の進行が起きることが多数報告されている。

さらに、アルツハイマー病の人の緑内障の発症率は、25.9%で、アルツハイマー病のない人の発症率5.2%と比較すると、格段に発症率が高い。(引用は、ここまで)

 

neruzoh注。

アルツハイマー病とは、アルツハイマー認知症のこと。

 

私の解説。

アルツハイマー認知症緑内障は、同じメカニズムを有する、と清水先生は言っている。

分かりやすく言うと、アルツハイマー認知症緑内障は、同じ理由で起こる、と言っている。

 

2つ前の記事で、緑内障の方がマグネシウムを摂ると、視野が改善した、と書いた。

 

マグネシウムで、視神経や網膜がもとに戻る(ダメージを受けていたのがもとに戻る)のであれば、アルツハイマー認知症における神経の変性も、マグネシウムで回復するのかも知れない。

 

そういった報告を読んだことはないが、秘かに期待している。