「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

年をとったら

★私の標準体重は・・・ - ★老い寅親爺の写真日記・・・ (hatenablog.com)

 

ヒトはおかしな肉食動物(高橋迪雄著、講談社)、p240~241より。

 

(中略)、(35歳から)体重増加が始まり、65歳までの30年間で57㎏から72㎏まで15㎏増え続けました。

 

(中略)成長期を過ぎれば、ヒトの代謝活性は徐々に低下していくことが知られています。代謝活性の低下は単位時間当たりの熱産生が減少することですから、摂取エネルギーのごくごく小部分が皮下脂肪として蓄積され続け、皮膚表面からの熱放散を減少させるのは、代謝活性の低下に対する合理的な対応なのでしょう。(引用はここまで)

 

後半部は難しいが、一言で言うと、「背が伸びるのが止まれば、太るのは自然。齢を重ねるに従い、肥えて行くのは自然。」という事。

 

高橋廸雄先生は、1939年生まれで、東京大学農学部の教授をされていた方。東大で獣医学を教えていた。

 

中年期、老年期に肥えて行くのは、自然な事だ、と私も思う。

 

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「ここがおかしい日本人の栄養の常識」(柴田博著、技術評論社)p174~175。

 

かつての沖縄県は男女ともに日本一の長寿を誇っていたことは周知のとおりである。現在でも女性の平均寿命は日本一であり、女性の日本一は世界一を意味する。

 

(中略)男性においても65歳の平均余命は日本一である。

 

(中略)昭和47年の獣鳥肉類が100gを超えていることに驚かされる。日本人の平均の倍くらいである。沖縄の長寿のこの頃の要因としては、日本人があまりとっていなかった肉を十分とっていたことが大きい。(引用はここまで)

 

昭和47年、沖縄県の人は、1日に、肉を100g、食べていた。

 

著者は、それが良かった(それが長寿に大きく寄与していた)、と言っている。

 

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「ここがおかしい日本人の栄養の常識」(柴田博著、技術評論社)p193。

 

(中略)成人一般では、標準体重1㎏当たり1gの蛋白質でよいが、高齢者の場合は1.1~1.2gとる必要があるのだ。それは年をとるとタンパク質の利用効率が低下するためである。(引用はここまで)

 

年をとったら、肉、魚をガツガツ食え、ということだろう。