「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

ナチュラルチーズ

The protective effect of cheese consumption at 18 months on allergic diseases in the first 6 years - PubMed (nih.gov)

チーズ摂取とアトピー性皮膚炎 (clinic-fukuda.jp)

ヨーロッパの931人の子どもを対象に、生後1歳6か月から6歳になるまでのチーズ摂取頻度と種類を毎年記録し、アレルギー疾患との関連を調査した。

その結果、チーズ摂取は6歳までのアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症低下に明らかに関連していた。

そして、この効果は様々な種類のチーズを摂取した方が、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症低下に関連していた。

コメント:
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症低下に関連しているチーズは、ナチュラルチーズの方。

日本人がよく口にしているチーズはプロセスチーズ。

ナチュラルチーズは菌が生きているチーズ。

プロセスチーズは保存性と携帯性に良いが、生きた菌がいないチーズ。

論文で強調しているのは、いろいろな種類のナチュラルチーズを摂取することが、腸内微生物叢の多様性を増やすのに役立っている。

この多様性がアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを減らすことに関連している。

多様性が少ないとアレルギー疾患が増える。いわゆる衛生仮説に通じる。

衛生仮説とは、清潔にし過ぎて微生物と接触する機会の減少がアレルギー疾患を増やすことをいう。(引用はここまで)

 

私のコメント。

プロセスチーズよりナチュラルチーズの方が良い。