チーズ摂取とアトピー性皮膚炎 (clinic-fukuda.jp)
ヨーロッパの931人の子どもを対象に、生後1歳6か月から6歳になるまでのチーズ摂取頻度と種類を毎年記録し、アレルギー疾患との関連を調査した。
その結果、チーズ摂取は6歳までのアトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症低下に明らかに関連していた。
そして、この効果は様々な種類のチーズを摂取した方が、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーの発症低下に関連していた。
コメント:
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの発症低下に関連しているチーズは、ナチュラルチーズの方。
日本人がよく口にしているチーズはプロセスチーズ。
ナチュラルチーズは菌が生きているチーズ。
プロセスチーズは保存性と携帯性に良いが、生きた菌がいないチーズ。
論文で強調しているのは、いろいろな種類のナチュラルチーズを摂取することが、腸内微生物叢の多様性を増やすのに役立っている。
この多様性がアトピー性皮膚炎や食物アレルギーを減らすことに関連している。
多様性が少ないとアレルギー疾患が増える。いわゆる衛生仮説に通じる。
衛生仮説とは、清潔にし過ぎて微生物と接触する機会の減少がアレルギー疾患を増やすことをいう。(引用はここまで)
私のコメント。
プロセスチーズよりナチュラルチーズの方が良い。