「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

新型コロナワクチン接種後の死亡例

第94回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会での報告です。

001126199.pdf (mhlw.go.jp)

274/417、274ページ

14歳(接種時)、女性

基礎疾患等:起立性調節障害
剖検による死因:肺水腫、肺うっ血、心筋炎、心膜炎
2022/08/10、患者はBNT1262b2 mRNA COVID-19ワクチン/ファイザー(コミナティ)の3回目接種を受けた。 起立性調節障害の既往歴はあるものの、患者は元々健康で、中学校の運動部で活躍していた。 ワクチン接種の翌日、患者は、摂氏37.9度の発熱があったが、同日夕方には回復した。患者の姉妹(その夜、患者と一緒に就寝した)は、患者は呼吸困難のため一時的に目を覚まし、姉妹と話をしてすぐに寝たと報告した。

翌朝、患者の母は、患者に呼吸がなく顔色が悪いことに気がつき、すぐに救急車を呼んだ。救急隊が患者宅に到着したとき、患者は心肺停止状態であり、二次救命処置を行う試みは失敗した。患者は、3回目ワクチン接種の45時間後に死亡した。
剖検は、突然死の原因を評価するため翌日に実施された。
剖検所見:死亡患者は身長154cm、体重43Kg。患者の身体は、年齢に比して正常な発育と栄養状態を示していた。救急処置による注射痕を除き、表面的な傷は確認されなかった。(中略)

診断:ワクチン関連の多臓器炎症の診断は、細菌またはウイルス感染がないこと、自己免疫疾患を示唆する過去の病歴がないこと、アレルギー反応がないこと、ワクチン以外の薬物曝露がないことに基づいて実施された。
心筋心膜炎は、多臓器炎症の一形態である。肺炎も含まれるが、肺炎だけで突然死の原因となることは少なく、組織学的に赤血球を含むマクロファージの存在や肺のうっ血性浮腫は、前日からの心不全の兆候を示唆していた。 炎症の範囲は比較的狭かったが、心房を中心とした病巣の存在と息苦しさは、死亡の数時間前に心不全を疑わせる所見である。このため、死因はワクチン関連の心筋心膜炎との診断に至り、これが重度の不整脈心不全を引き起こした。

 

専門家による評価

本症例では、アレルギー、薬物曝露、先行する感染症が否定されており、接種後短期間のうちに心臓を含む多臓器に炎症が生じている。患者の基礎情報や接種から症状の発現時期等を総合的に踏まえると、ワクチン接種により心筋心膜炎が生じたと考えて矛盾しない。本症例は、心臓における炎症所見は心房領域が中心と報告され、論文においては、心房由来の不整脈が死亡の原因として想定されたと報告されているが、心筋炎では致死的経過をたどることもあり、心室性の致死性不整脈が生じた可能性も否定できない。本症例が基礎疾患がなく、健康な若年者であることも踏まえると、心筋炎から不整脈を生じ、死亡に至ったと考えたとしても得られている情報と矛盾しない。
なお、心臓以外の複数の臓器における炎症が死因に寄与している可能性については、他臓器における炎症所見の詳細が得られておらず、影響の程度は不明である。 

 

私の考え

mRNA COVID-19ワクチンは接種すべきでないと思う。