「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

ワクチンを接種して起こる有害事象

前の記事の続きです。

ワクチンの副作用は意図的に隠されている? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

FDAは1年以上も前に、ファイザーのワクチンを接種した高齢者で4つの深刻な有害事象が増加する可能性があるという調査結果を知っていました。急性心筋梗塞、播種性血管内凝固症候群(DIC)、免疫性血小板減少症(ITP)、肺塞栓症です。(中略)

ほかの国からのデータでも同様なワクチンの副作用が報告されています。ファイザーとモデルナの両方のmRNAワクチンを接種した後に、血栓塞栓症と血小板減少症の転帰が統計的に有意に増加することがわかりました。(引用は、ここまで)

 

心筋梗塞肺塞栓症は、動脈が詰まる病気。

ファイザーとモデルナを打った後に増えるという血小板減少症というのは、恐らく免疫性血小板減少症の事だろう。

 

免疫性血小板減少症(ITP) - 13. 血液の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

免疫性血小板減少症(ITP)は、血小板に影響を及ぼす別の病気がない状況で、血小板の数が減少することで発生する出血性疾患です。

免疫性血小板減少症では、免疫系によって患者本人の血小板に対する抗体が作られ、血小板が破壊されます。(引用は、ここまで)

 

免疫性血小板減少症(ITP) - 11. 血液学および腫瘍学 - MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com)

免疫性血小板減少症は通常、血小板の構造タンパク質抗原に対する自己抗体の出現に起因する。(引用は、ここまで)

 

免疫性血小板減少症は、自己免疫疾患である。

 

自己免疫疾患 - 15. 免疫の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。(引用は、ここまで)

 

自己免疫疾患 - 15. 免疫の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

原因のところの表をクリック。

主な自己免疫疾患のところに、1型糖尿病の記載がある。

主に損傷を受ける組織は、膵臓のβ細胞(インスリンを産生している細胞)。

症状と経過。

様々な長期合併症のほか、強いのどの渇き、過剰な尿量や食欲といった症状がみられる。

膵臓の細胞の破壊が止まったとしても、すでに十分な量のインスリンを産生できるだけの細胞が残っていないため、インスリン治療を生涯続ける必要がある。

予後は実に様々であり、重症で、病気になってからの期間が長いと悪い傾向にある。(引用は、ここまで)

 

neruzoh注。様々な長期合併症とは、三大合併症(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症(失明の原因になる)、糖尿病性神経障害)を指しているのだろう。

予後が悪い、とは、早く死ぬ(長生き出来ない)、という意味。

 

動脈が詰まる病気(急性心筋梗塞肺塞栓症)と、自己免疫疾患(免疫性血小板減少症、1型糖尿病)。

 

ワクチンを接種して生じる有害事象は、この2つのタイプに分けられる、と思う。