「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

大腸癌と身長

身長と大腸がんリスク | 現在までの成果 | 科学的根拠に基づくがんリスク評価とがん予防ガイドライン提言に関する研究 | 国立がん研究センター がん対策研究所 (ncc.go.jp)

高身長者はがんリスクが高いことが知られており、大腸がんはそうしたがんのひとつです。世界がん研究基金と米国がん研究協会による最新の報告書では、成人の高身長が大腸がんの高リスクであることは確実である結論づけられています。(中略)

結論

今回のレビュー結果および生物学的機序を総合的に検討した上で、日本人において高身長が大腸がん(結腸がん)の高いリスクに関連していることについての科学的根拠は「ほぼ確実」であるという結論になりました。(引用はここまで)

高身長の成人は大腸がんリスクが高い可能性 | がん治療・癌の最新情報リファレンス (cancerit.jp)

「今回の研究はこの種の研究としては最大規模のものです。高身長は見過ごされてきたリスク因子であり、患者の評価や大腸がん検診の推奨の際に考慮されるべきであるとの証拠がさらに裏付けられます」と、ジョンズホプキンス大学医学部消化器・肝臓科准教授Gerard Mullin医師は述べる。(中略)

「この関連について考えられる理由の一つは、成人の身長が体の臓器の大きさと相関していることです。背が高い人の臓器で増殖が活発になれば、悪性転換につながる変異が起こる可能性が高くなると思われます」と、公表された研究報告の共同筆頭著者であるElinor Zhou医師は述べる。(中略)

「その結果、全体として、最高身長パーセンタイル内の最も背の高い人々は、最低身長パーセンタイル内の最も背の低い人々と比べて、大腸がんを発症するリスクが24%高いことが示されました。身長が10cm高くなるごとに、大腸がん発症リスクは14%、腺腫ができる確率は6%上昇することがわかりました」とMullin氏は言う。(中略)

米国疾病対策予防センター(CDC)によると、米国の平均身長は男性で5フィート9インチ(約175.26センチ)、女性で5フィート4インチ(約162.56センチ)である。つまり、男性は6フィート1インチ(約185.42センチ)、女性は5フィート8インチ(約172.72センチ)(米国の平均身長より4インチ/10センチ高い)以上であると、大腸がんのリスクが14%、腺腫のリスクが6%高いことになる。(引用はここまで)

 

私は、35歳6ヶ月で、直腸癌、大腸ポリポーシス(大腸にポリープ(腺腫)が90~100個あった)が見つかった。それだけではなく、右肺に3つ、左肺に1つ、転移巣があった。

 

私は、19歳から40歳台半ばまで、身長が187㎝あった。現在は186㎝。

 

私が若くして、進行した直腸癌になった原因の一つは、高身長にあるのではないか、という話だ。

 

市の特定健診を受診するので病歴を表にした。 - ikegonの日記 (hatenablog.com)

これを読んで、いけごんさんも高身長であることを思い出し、ふと気になって調べてみた。

 

なってから、こんなことを知っても仕方ないけど、身長の高い人は気を付けて下さい。

 

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