中学校の理科で学んだオームの法則。
V(電圧)=I(電流)×R(抵抗)
これは、
V(血圧)=I(血流)×R(血管抵抗)
と考える事が出来る。
年を取れば取るほど、動脈硬化が進み、血管の内腔は狭くなる。(血管内腔の断面積は狭くなる。)
血管内腔の断面積が狭くなると、遠方へ(脳の隅々に)血液を送る事が難しくなる。
断面積が狭くなる。血液が流れにくくなる。
これは、血管抵抗が上がる事を意味する。
血管抵抗が上がる。でも、脳の隅々にまで血流を送りたい。(そうでないと、頭は働かない。)
脳の隅々にまで血流を送るためには、心臓が頑張って、血液を送り出さないといけない。そうすると、血圧が上がる。
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年を取って、血管抵抗が上がった。
でも、脳の隅々にまで血液を送りたい。(血流を一定に保ちたい。)
そのためには、心臓が頑張って、血液を送り出さないといけない。血圧を上げないといけない。
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年を取れば取るほど、血圧は上がる。
病的な事ではなくて、自然な現象(適応)だ、と思う。