午後1時からお別れ会だったが、クレジットカード会社やゆうちょ銀行に電話をしていたので、午後1時10分の到着となった。
参加者は、私一人。
棺の蓋を開けてもらい、母の顔を眺めた。
死に化粧をしていたが、それでもやはり綺麗だった。
穏やかな顔をしていた。
3月1日に面会に行った時や、4月9日に転院した時の方が、険しい顔をしていた。
優しい母親の顔に戻っていた。
性格は抜群にいい人だったが、それが顔に滲み出ていた。
何も無いお別れ会だったが(線香が焚かれていたが、それも不要だった)、今までで一番印象に残った葬儀だった。
午後1時25分に出棺。
私は火葬場に行かず、骨も拾わなかった(収骨もしなかった)。
郵便局に行っている間に、霊柩車が帰って来た。
「上記死体または死胎を令和6年5月23日午後1時50分火葬したことを証明します。令和6年5月23日 管理者 高槻市長〇〇〇〇」と書いた印が押された紙を頂いた。
葬儀社の方に礼を言い、葬儀社を後にした。