「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

日清食品ホールディングス

★カップヌードル、 - ★老い寅親爺の写真日記・・・ (hatenablog.com)

老い寅さんからのリクエストで、日清食品ホールディングスを調べてみた。

20211105_JPN.pdf (nissin.com)

1頁の一番下を見る。

2022年3月期予想、営業利益435億円。

SBI証券にログインし、オンラインで四季報を読む。

税引前利益440億円。

法人税は、3割なので、純利益は、308億円。

もう一度、20211105_JPN.pdf (nissin.com)

を見る。

会社予想の当期利益(純利益)は、320億円。

少し違う。

私は、他社と比較する場合、純利益を税引前利益もしくは経常利益×0.7で計算している。(特別損失、特別利益の影響を取り除くため。)

という事で、今回も、純利益308億円で計算。

2頁目。

期末発行株数 105,700,000 株。 期末自己株式数  2,645,380 株。

引き算をする。103054620株。(自己株式を除いた期末発行株式数)

308億円÷103054620株=298.87円/株

一株当たりの純利益は、298.87円。

PER(株価収益率)は、8410円(24日(金)の終値)÷298.87円/株=28.139倍

perpbr202111.xlsx (live.com)

東証一部の食品株の加重PER(時価総額で重み付けして、平均値を出した物)は、21.7倍。

(時価総額で重み付けをすると、日本たばこ産業だとか、味の素だとか、大型株の影響が大きくなる。)

東証一部の食品株の加重PBR(株価純資産倍率)は、1.6倍。

日清食品ホールディングスのPBRは、2.23倍。

(PBRとは、price book-value ratioの事。一株当たりの純資産の何倍の株価が付いているか、という指標。こちらは、参考程度。)

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東証一部の平均に比べると、PER,PBR共に少し高い、割高である、と言えます。

投資家は、成長性がある、と見ています。(他の食品株に比べると)

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同業他社である東洋水産をチェック。

全文2109.pdf (maruchan.co.jp)

東洋水産も、2022年3月期の予想経常利益は、335億円。予想純利益は、250億円。

一方、335億円×0.7=234.5億円で、これを発行株数で割る。

234.5億円÷102127803株=229.61円/株

24日(金)の終値は、4880円なので、

PERは、4880円÷229.61円/株=21.15倍

PBRは、1.47倍。

東洋水産より、日清食品の方が、割高ですね。投資家は、成長性がある、と見ていますね。

穏当な結果だ、と思います。

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日清食品ホールディングスについて、四季報の記載を読むと、「海外は米州、中国で即席麺拡販。」と書いてあります。

アメリカや中国で売れている(成長している)。

それで、成長性がある、と、投資家は見ているのかも知れません。

日清食品ホールディングス(株)【2897】:企業情報・会社概要・決算情報 - Yahoo!ファイナンス

即席ラーメンの先駆者。カップ麺は06年明星食品子会社化で国内シェア5割超。袋麺も首位級。

東洋水産(株)【2875】:企業情報・会社概要・決算情報 - Yahoo!ファイナンス

戦後水産事業から出発。即席麺は国内2位。米国、メキシコでは圧倒的首位。チルド製品も展開。

これを見ている限りでは、どちらがいいのか、全然、分からないです。

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海外における展開なんて、私には、全然、分からないので、日清食品ホールディングスも、東洋水産も、私は、買わない、と思います。

投資家が成長性がないと見て、PERが低くなっている銘柄(15倍以下を目安としています)を、私は買うようにしています。