chimaringさんからコメントを頂きました。
>噛む噛まないでも分解や吸収が違うんですか。
御飯を噛むと、唾液に含まれるアミラーゼという酵素で、御飯に含まれるでんぷんが分解されてしまいます。
多糖(炭素原子や酸素原子、水素原子が沢山連なった状態)であると、胃の中で牛乳と混ざって良い。
胃から十二指腸に牛乳が一度に流れ込む事はない(少しずつ流れ込むのではないか)、と考えています。
御飯をよく噛んで食べた後、牛乳を飲んだ事がないので、証明は出来ませんが、理屈で考えると、そうなります。
東アジアや東南アジアの人は、ラクターゼが小腸からあまり分泌されない(乳糖が小腸であまり分解されない)です。
乳糖が分解されずに、大腸へ行くと、お腹がごろごろ鳴ります。お腹が張ります。
乳糖が小腸にいる間に、どうやって、小腸から分泌されるラクターゼで、乳糖を分解してもらうか。
これがポイントになるか、と思います。
牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming (rakusouken.net)
牛乳はもともと仔牛に飲ませるためのものであり、免疫グロブリン、ラクトフェリンといった免疫力を高める成分が入っている。しかし、人間が摂取する際には殺菌によりそれらの成分は活性を失ってしまう。
ただし最近では、カゼインとホエータンパク質が体内で消化される時に生成されるペプチドの中に免疫力を高めるものがあることがわかってきており、牛乳乳製品の摂取により風邪を引きにくくなる、病気になりにくくなるという部分で貢献していると考えられている。
①出来れば、低温殺菌(65℃30分、72℃15秒の加熱で殺菌する)した牛乳を飲むのが良い、と思う。
ちなみに、スーパーマーケットで売られている牛乳は、120~150℃で、1~3秒殺菌した牛乳(超高温で殺菌した牛乳)ばかりだ、と思う。
私が住んでいる町では、自然館という自然食品を扱うお店があって、そこで売られているみたいだ(最近は行っていない)。
あと、インターネット上で購入するか、だと思う。
②牛乳に酸を加えると、カードという凝固物と乳清に分かれる。このカードからチーズが作られる。カゼインは、カードに含まれている蛋白質。ホエーとは乳清のこと。ホエー蛋白質とは、乳清に含まれている蛋白質の事。
スーパーマーケットで売られている牛乳を買って飲んでも、風邪を引きにくくなる、という効果はあるようだ。