「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

人類の将来

「哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎」(酒井仙吉著、ブルーバックス)

p254~255

人類は地下資源を浪費することで生活圏を広げた。その反動が環境破壊を生み生態系を破壊した。枯渇は時間の問題となり、争奪の争いは日常茶飯事となる。まさに砂上の楼閣で、いずれ最悪の事態が訪れるだろう。中東でいわれる「祖父はラクダで移動した。私は自動車、息子はジェットである。そして孫はラクダで移動することになるだろう」という言葉が現実味をおびる。

1972年、ローマクラブが『成長の限界』で「人口増加や環境破壊などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」としたことに耳を傾けるべきである。(引用は、ここまで)

 

現在、2022年。

このままで行けば、向こう50年で地下資源は枯渇する。

そういう事だろう。

 

コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる」(浜崎智仁著、講談社+α新書)

p161

低炭水化物食は、医学的には問題はないものの、食物供給のエネルギー効率が悪くなる。肉を生産するためにはえさとして穀物を与えるため、効率は1/7~1/8に落ちるのである。(引用は、ここまで)

 

糖質制限(低炭水化物食)は、現時点では、多くの人にとって最善である、と考える。しかし、30年後、50年後を考えると、どうなんだろう、と思う。