「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

都知事選の結果を考察

石丸氏メディア異常宣伝の黒幕: 植草一秀の『知られざる真実』 (cocolog-nifty.com)

とても勉強になった。

都知事選に関心があった方はご一読を。

 

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同時に見落とせない点は、既存政治勢力を嫌悪する主権者が激増していること。

石丸氏はメディア大宣伝という追い風を受けて主権者の票を集めることに成功した。

蓮舫氏は「主権者多数が既存政治勢力を嫌悪している現実」を認識できなかった。

小池氏に投票した主権者が多数存在したのは、政治利権のおこぼれに群がる主権者が全体の25%存在するからだ。

自民批判よりも現世利益の利権志向が優先されたと言える。

この人々は雨が降ろうが、槍が降ろうが、投票所に足を運び、既得権勢力に票を投じる。

反既得権勢力が勝利を得るには、既存政治勢力を嫌悪する主権者の票を幅広く獲得することが必要。

野党の既存政治勢力を代表した蓮舫氏には、この主権者の票を獲得する力がなかった。

自公と同様に既存野党も主権者の支持を失っている。

利権与党の場合は利権の力で主権者の25%を引き付けられる。

しかし、野党にその魔力は存在しない。

次期衆院選において、反自公勢力は既得政治勢力を嫌う主権者の意思を踏まえた戦術を構築することが必要。

旧態依然の対応なら既得政治勢力の野党は粉砕されることになるだろう。(引用はここまで)

 

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>自公と同様に既存野党も主権者の支持を失っている。

 

言われてみて、「ああ、そうだな」と思った。

 

選挙で勝つには、他の有権者がどう考えているかを知るのが重要だが、この文章は良いヒントになった。