「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

主治医から電話があった。その1

午後4時5分に電話があった。

昨日と打って変わって、口を全く開けようとしない。

これでは、食事は無理。

薬も飲ませる事が出来ない。

食事は無理。→経管栄養(鼻から管を入れて管から栄養を流す)はしない。それで良いか。

 

私。

良いです。

 

主治医。

昨日話をしていた、幾つかの想定のうちで、最悪のケースとなった。

(末梢)血管から点滴が入らなくなったら、皮下点滴はします(だったと思う)。

心電図を撮ったら、心房細動(という不整脈)があった。

しかし、薬を口から入れる事は出来ない。

 

私。

(心房細動の薬を口から入れる事が出来ない件について、)分かりました。

 

主治医。

(心房細動があると、)脳梗塞心筋梗塞になる可能性がある。

 

私。

分かりました(医者ならみんな知っている)。

 

主治医の声が暗かったので、不味いと直感した。

心房細動があるなら、更に早いだろう。

心筋梗塞は突然死に繋がる。

母は心臓の異常を指摘された事は無かった。

もう終わりだろう。