「がんに効く生活」(ダヴィド・S.シュレベール著)p151
インド人は年間平均五キログラムしか肉を摂取しておらず、同年齢の欧米人よりも健康的な生活を送っている。アメリカ人の肉の年間摂取量は一二三キログラム、インド人の実に二十五倍である。欧米人による動物性食品の生産・消費のスタイルが地球を破壊しているのだ。それは同時に私たち自身をも破壊しつつある。それは、どの調査結果からもうかがえることである。
前掲書p183
インド人の発がん率を同年齢の欧米人と比較した場合、肺がんの発症率が八分の一、結腸がんの発症率が九分の一、乳がんの発症率が五分の一、腎臓がんの発症率が十分の一しかないというのも、驚くべきことではない。おそらく欧米よりインドのほうが、環境内に存在する発がん物質が多いにもかかわらず、である。(引用はここまで)
p183の統計は、2000年の統計(WHOの統計)。
インドの人口に占める各宗教の割合はヒンドゥー教徒79.8パーセント、イスラム教徒14.2パーセント、キリスト教徒2.3パーセント、シク教徒1.7パーセント、 仏教徒0.7パーセント、ジャイナ教徒0.4パーセント(2011年国勢調査)
インドは住民の40%が菜食主義者(ベジタリアン)である。思想的な起源はインド発祥のヒンドゥー教やジャイナ教の基本であるアヒンサー(非暴力・非殺生)であり
インドでは「血を流す」ことが大いなる穢れとみなされるため
ヒンドゥー教は不殺生を旨とし、そのため肉食を忌避するので菜食主義の人が多い。しかし、身分やしきたりによってその度合いが異なる。一般的な菜食は植物に加えて鶏卵も可とする人と、鶏卵を不可とする人がいる。また上位カースト階級には、収穫の際に地中の生物を殺す惧れのあるタマネギなどの根菜類を不可とする人もいる。いずれの場合も牛乳および乳製品は良く食べられる。
インドの菜食料理では、脂やゼラチンなどを含む一切の動物の肉や動物を原料とする食材を使用せず、卵も使用しない。しかし動物を傷つけずに得られる乳製品はよく使用され、インドの菜食主義者のほとんどは乳菜食主義者(ラクトヴェジタリアン)である。(wikipediaからの引用はここまで)
インド人の80%がヒンドゥー教徒。
ヒンドゥー教徒はラクトベジタリアン。
2000年の統計では、インド人の発がん率は低かった。