「がんに効く生活」とか

1972年9月生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。現在も癌細胞の塊を左肺に持っていると考えています。

2423字。カルシウム摂取(まっぴよさん)、骨折予防(ウサピリカさん)

まっぴよさん

先生のお母さまも、カルシウムを摂取するだけでなく、日光浴を兼ねた散歩などの運動をされていたのでしょうか?
それとも、何か別のことをされていたのでしょうか。

70歳前半で2回骨折されているのに、74歳以降、骨折はされていないということですが、カルシウム摂取だけで、それだけの効果が得られるものなのか、少し疑問に思いました。

もしかすると、乳製品はかなりの量を召し上がっていたのでしょうか・・・・

質問の内容がいつも核心をついているので、驚いてしまいます。

牛乳225ml×3回/日(900mlのボトルを4回の飲用で空けていた)。
チーズ100g/日
ヨーグルト(全脂無糖)を1皿/日
週2回買い物に行っていました。
それ以外の日は、1~1.5時間、山道を歩いていました。
暖かい日はTシャツに膝上までのズボンでした(ズボンを膝上までたくし上げていた)。
あと、ビタミンDサプリメントを1錠ずつ飲んでいました(DHCのビタミンDサプリメントを1日に1錠ずつ飲んでいました)。
ビタミンDサプリメントに関しては、母には知識があるので(薬剤師としてドラッグストアに勤めていた)、完全に任せていました。

 

母は70歳から糖質制限を始めました(タンパク質と脂質ばかり食べる食事を始めました)。

同時に一日二食(昼、夕)としました。

母が77歳の時から、私は母と同居しています。私と同居するようになってからは、昼も夜も、お魚を食べていました。

鯵や天然の鰤をよく食べていました。

魚については、彼女の方が私より詳しいので、全て任せていました。

生物濃縮の問題があるので、マグロとカツオは避けるように、とは伝えていました。

(食べる・食べられるの関係で頂点に位置するものは避けるように、という話です。)

魚はビタミンDを多く含みますので、今を思えば、良い食習慣だったと思います。

 

カルシウム摂取だけで、それだけの効果が得られるものなのか、少し疑問に思いました。

雪印メグミルクの酪農総合研究所ですので、少し割引いて考えるべきかも知れませんが、東北大大学院農学研究科教授ということで嘘はついていないと思います(コロナワクチンの件以降、私は疑い深くなりました)。

牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming

の1ページ目

牛乳中のカルシウムの40%は吸収されます(スライド10)。魚は33%で、大して変わりが無いように見えます。実際、一食分で考えると牛乳1杯を飲むと91mgのカルシウムが摂れ、鰯は3匹食べて14mg、小松菜はおひたしで50g食べて16mg、いかに牛乳の効率が良いか。単なるパーセントではなくて吸収率と実際の食事量で考えなければなりません。こう考えるとやはり牛乳のカルシウムの吸収率は極めて高く、その中で、カゼインフォスフォペプチド(リン酸化したペプチド、CPP)、或いは雪印メグミルクが発見した乳塩基性タンパク質(MBP)というものも大きな役割を果たしています。

(引用はここまで)

全て事実だと思います。

お金をもらって講演しているのでしょうから、リップサービスは必要だと思います(最後の一文については)。

 

カルシウムの吸収率

牛乳40%、小魚(ワカサギ、イワシ)33%、野菜(コマツナ、モロヘイヤ、オカヒジキ)19% 

これは事実だと思います。

 

牛乳・乳製品の機能性・おいしさを科学する|シンポジウム|酪農総合研究所 Research & Development Center For Dairy Farming

の2ページ目

骨形成にはカルシウムサプリメントよりもチーズ(食品全体として)の方がより効果的

(引用はここまで)

チーズも良いそうです。

 

ウサピリカさん(コメントの内容からそう推察)

若い頃から肉、牛乳が嫌いでほとんど摂取していませんでした。

今はカルシウムを積極的に摂っているし肉も食べるようにしているのですが、ここ5年間で2度の肋骨骨折で病院通いをしました。若い頃のツケでしょうかね。

上記から考えると、カルシウムについては、

①牛乳が飲めるのであれば、飲めるだけ飲んで下さい。

②牛乳が飲めないのであれば、チーズも一つの選択肢になるか、と思います。

③乳製品を摂らないというのも一つの選択肢かと思います。

その場合

1)小魚を食べる。骨ごと食べる。

2)卵の殻を食べる。

 

ビタミンD

魚介類/<魚類>/にしん/身欠きにしん - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類

身欠きにしんはビタミンDを多く含みます。

魚介類/<魚類>/(さけ・ます類)/べにざけ/生 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類

ロシア産やアメリカ産の鮭を買うと、これではないかと思います。

ビタミンDを割と多く含みます。

ベニザケ - Wikipedia

 

魚介類/<魚類>/(さけ・ます類)/しろさけ/生 - 01.一般成分表-無機質-ビタミン類

石狩川豊平川を遡上する分です。

ビタミンDを割と多く含みます。

サケ - Wikipedia

 

ビタミンDサプリメントについては迷うところですね。

日光浴が出来ない時期だけサプリメントを飲む。

これが常識的かと思います。

 

一年中飲み続けても良いか思いますし、全く飲まなくても良いかと思います。

 

サプリメントを作っている会社が研究者にお金を出す。お金をもらった研究者が論文を書く。

こういったことが考えられるので、サプリメント(ビタミンDサプリメントとか)について私は割と慎重です(ここは良心的な医者の間でも意見が分かれるところだと思います)。

 

追記

日本人が日本語で文章を書いた場合は、良心があるかないか、ある程度、分かるのですが、アメリカ人が英語で文章を書いた場合、和訳しても、その文章を書いた人に良心があるかないかが私には分かりません。

従って、得られる情報に偏りがあります。

その点をご容赦下さい。