「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

2月1日(水)~7日(火)

再び限定公開とします。

 

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2月1日(水)に、グループホームにお願いしよう、と決意した(そう記憶している)。

 

2月2日(木)午後4時前から6時前まで、○○○○(施設の名前)の方とケアマネさんが来てくれた。

母を面接した。

入居することになった。

 

2月4日(土)午後11時55分に、ガッシャーンと何かが割れる音がした。でも眠たかったので、無視をしていた。

しばらくして、母が私を起こしに来た。

「火事で。」

「クリスタルが。」

何がクリスタルなのだろう、と思いながら、母に連れられ、居間(母が寝ている部屋)に行った。

カーテンを開けると、窓ガラスが割れていた。

居間とベランダを隔てる窓ガラスが割れていた。

下半分(下半分がすりガラス)が割れていた。

絶句した。

枕につまづく、もしくは、布団に足を取られて、窓ガラスに突っ込んだんだろう。

母は、幸い無傷だった。

カーテンを閉めると、外気を遮断できるみたいなので、電気カーペット(母が寝ている布団の下に敷いている)を弱から中にして、そのまま、寝た。

翌朝(昼前だったが)、窓にゴミ袋を貼り付けた。

これで外気をほぼ遮断することはできた。

それでも寒かったが。

 

この一件で、家で看るのは無理だ、と悟った。

 

在宅で看ることを勧める現与党は、よほどお金がないのか、国民のことを真面目に考えていないのだろう。

 

母自身の年金は、2ヶ月で170000円弱。父の遺族年金が155000円。

 

今回、入所した施設は、月に17万~18万円かかる。

 

父がすでに死んでいること(2016年に他界)、私がある程度、お金を持っていること。

 

それで、割とすぐに入所を決めたが、父が生きていたり、私に蓄えがなかったら、入所を躊躇していただろう。

 

2月7日(火)。

 

お腹が空いた、と言うので、鶏肉(ささみともも肉)を焼いた。

私は、火をあまり通さない(蛋白質が変性すると吸収が悪くなると考えている)。

肉そのものについては母は食べてくれたが、皮については、何回か噛んだ後、吐き出したようだ。

吐き出した鶏肉の皮がカーペットの上に載っていた。

 

私もどうかしていたと思うが、吐き出した鶏肉の皮を見て、怒りが抑えられなくなり、母を殴った。ビンタした。

1回ビンタした後、数回、顔を殴ったと記憶している。

母を殴った後、我に返って、手のひらを見たら、3指の付け根のところが切れていた。血が出ていた。

 

母は、「歩いて来るわ。」と言って、散歩に出掛けた。

ちなみに、これが我が家での最後の会話(遣り取り)となった。

 

母が外を歩いているところを、民生委員の方が見つけ、社会福祉協議会に電話。社会福祉協議会の人がケアマネさんに電話。

 

ケアマネさんが外を歩いている母を発見(母は家の近くを歩いていた)。

 

元々、午後3時過ぎに、施設の方が迎えに来ることになっていた(ケアマネさんも来ることになっていた)。

 

ケアマネさんが母を連れて、施設の車に乗せた。乗るように誘導した。

 

ケアマネさんによると、抵抗なく、施設の車に乗った、とのこと。

 

施設にスムーズに入所できたのは、幸運だった、と思う。