「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

アルツハイマー型認知症

(「インスリン」の続きです。)

 

1)ロッテルダム研究

高齢者糖尿病患者における、脳血管性認知症の相対危険度は2.0倍。
アルツハイマー認知症の相対危険度は1.9倍。
インスリン使用中の糖尿病患者における、アルツハイマー認知症の相対危険度は4.3倍。

 

母は、糖尿病ではない(インスリンの分泌は保たれている)。

 

母が、白い御飯やパンを食べたら、血糖値が上がった後、それを抑えるべく、インスリンが分泌される。

 

インスリンの害が、どの程度かは、分からないが、アルツハイマー型の認知症に向かって進む事は、間違いがない、と思う。

 

すごく大雑把だが、血管性認知症(多発性脳梗塞による認知症)に対しては、牛乳、チーズ、バター、アルツハイマー認知症に対しては、糖質制限(白い御飯やパンを食べるのを控える)という図式になるのではないか、と思う。

 

(今日の記事は、母向け。)