「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

遊離のグルタミン酸

★ヤマザキのぶどうパン - ★老い寅親爺の写真日記・・・ (hatenablog.com)

 

★不細工なトマト、 - ★老い寅親爺の写真日記・・・ (hatenablog.com)

 

ヤマザキのぶどうパンに対する、私のコメント。

 

老い寅さんは、遊離した状態にあるグルタミン酸が好きなんだ、と思います。(化合していない、遊離した状態にあるグルタミン酸が好きなんだ、と思います。)
パンは、グルタミン酸の味がするけど、御飯は、しないです。
トマトは、グルタミン酸の味がします。
因みに、牛乳に比べると、母乳は、圧倒的に高い濃度のグルタミン酸(遊離のグルタミン酸)を含みます。(母乳は、遊離のグルタミン酸をたくさん含むけど、牛乳は、あまり含まない。)
グルタミン酸は、お母さんの味なんだ、と思います。

 

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ヒトはおかしな肉食動物、高橋廸雄著p191より

 

ヒトの母乳と、ウシのミルクをベースとした調整乳とでは、当然、その組成が異なっています。(中略)

例えば両者に含まれる遊離のグルタミン酸(アミノ酸の一種)の濃度は大きく異なっています。高等なサルの乳汁中には高濃度のグルタミン酸が含まれていますが、ヒトのそれも例外ではなく、牛乳に比べて圧倒的に高い濃度にあります。(引用はここまで)

 

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「トマトが好き。」と書いてあるのを読んで、「老い寅さんは、遊離のグルタミン酸が好きなんだろうな。」と思っていましたが、

 

>実は私はパンが好きで、海外旅行に行ったときなど、みなさんお米のご飯やみそ汁、ラーメンが恋しくなると言いますが、私は三食が現地の人と同じパン食でも、まったく苦になりません。

 

この記載を見て、確信しました。

 

ちなみに、母もトマトが好きです。

 

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お母さんのおっぱいを長い事、飲んでいると、遊離のグルタミン酸を多く含む物が好きになり、人工乳(調整乳)で育つと、あまり美味しいと感じなくなるのかも知れない。

 

私は、1ヶ月だけ、母乳だった。(2022年1月7日に訂正。)

 

私は、母に比べると、トマトに対して、淡白だ。(好きだけど、そんなに好きでない。)

 

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ヒトはおかしな肉食動物、高橋廸雄著p183より

 

私たち現代人にはヒトの母乳でなく、ウシのミルク(牛乳)をベースとした調整乳を与える習慣が抜きがたく広まっています。

母親の乳房からの哺乳を「ブレスト・フィーディング」と呼ぶのに対して、哺乳ビンを用いての哺乳は「ボトル・フィーディング」と呼ばれます。(引用は、ここまで)

 

ヒトはおかしな肉食動物、高橋廸雄著p192より

 

1950年代の北米で、「赤ちゃんを丈夫に、かつ躾よく育てるためには、ボトル・フィーディングがブレスト・フィーディングに勝る」と喧伝された時代がありました。

私たちがグルタミン酸の味を「うまい」と感じることに、もし母乳中のグルタミン酸の味のインプリンティングが貢献しているとすれば、この時代に育った多くのアメリカ人は、グルタミン酸の味を必ずしも私たち日本人のように「うまい」と感じていない可能性があります。(引用は、ここまで)

 

グルタミン酸の味を「美味しい」と感じるのは、刷り込み(インプリンティング)ではないか、という指摘。

 

私も、そうだ、と思う。

 

★梅宮辰夫さんの訃報・・・ - ★老い寅親爺の写真日記・・・ (hatenablog.com)

 

鍋、包丁。思い付く調理器具と言えば、それ位かな。