「がんに効く生活」とか

1972年生まれ。男性。2013年まで精神科医をしていました。リンクは自由です(連絡不要)。

血栓症

細い血管が1本梗塞した。 - 人生は80から (hatenablog.com)

インドやパキスタンでは、問診と身体の診察だけで、脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)を診断する、と本で読んだ事がある。

イギリスでは、そういう教育をする、と読んだ事がある。

従って、私も、今回、問診だけで診断をした。

どういう治療をするかを決めるために、診断をするのだから、これでいいだろう。

 

11月20日(日)訂正。

ラクナ梗塞から血栓症に題を直しました。

ワクチンを接種して起こる有害事象

前の記事の続きです。

ワクチンの副作用は意図的に隠されている? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

FDAは1年以上も前に、ファイザーのワクチンを接種した高齢者で4つの深刻な有害事象が増加する可能性があるという調査結果を知っていました。急性心筋梗塞、播種性血管内凝固症候群(DIC)、免疫性血小板減少症(ITP)、肺塞栓症です。(中略)

ほかの国からのデータでも同様なワクチンの副作用が報告されています。ファイザーとモデルナの両方のmRNAワクチンを接種した後に、血栓塞栓症と血小板減少症の転帰が統計的に有意に増加することがわかりました。(引用は、ここまで)

 

心筋梗塞肺塞栓症は、動脈が詰まる病気。

ファイザーとモデルナを打った後に増えるという血小板減少症というのは、恐らく免疫性血小板減少症の事だろう。

 

免疫性血小板減少症(ITP) - 13. 血液の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

免疫性血小板減少症(ITP)は、血小板に影響を及ぼす別の病気がない状況で、血小板の数が減少することで発生する出血性疾患です。

免疫性血小板減少症では、免疫系によって患者本人の血小板に対する抗体が作られ、血小板が破壊されます。(引用は、ここまで)

 

免疫性血小板減少症(ITP) - 11. 血液学および腫瘍学 - MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com)

免疫性血小板減少症は通常、血小板の構造タンパク質抗原に対する自己抗体の出現に起因する。(引用は、ここまで)

 

免疫性血小板減少症は、自己免疫疾患である。

 

自己免疫疾患 - 15. 免疫の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

自己免疫疾患とは免疫系が正常に機能しなくなり、体が自分の組織を攻撃してしまう病気です。(引用は、ここまで)

 

自己免疫疾患 - 15. 免疫の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

原因のところの表をクリック。

主な自己免疫疾患のところに、1型糖尿病の記載がある。

主に損傷を受ける組織は、膵臓のβ細胞(インスリンを産生している細胞)。

症状と経過。

様々な長期合併症のほか、強いのどの渇き、過剰な尿量や食欲といった症状がみられる。

膵臓の細胞の破壊が止まったとしても、すでに十分な量のインスリンを産生できるだけの細胞が残っていないため、インスリン治療を生涯続ける必要がある。

予後は実に様々であり、重症で、病気になってからの期間が長いと悪い傾向にある。(引用は、ここまで)

 

neruzoh注。様々な長期合併症とは、三大合併症(糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症(失明の原因になる)、糖尿病性神経障害)を指しているのだろう。

予後が悪い、とは、早く死ぬ(長生き出来ない)、という意味。

 

動脈が詰まる病気(急性心筋梗塞肺塞栓症)と、自己免疫疾患(免疫性血小板減少症、1型糖尿病)。

 

ワクチンを接種して生じる有害事象は、この2つのタイプに分けられる、と思う。

ワクチンの副作用

ワクチンの副作用は意図的に隠されている? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

アメリカのFDAアメリカ食品医薬品局)は医療品の規制、食品の監督を行っている機関です。その許可や違反の取締りなども専門的に行っています。当然新型コロナウイルスのワクチンもFDAが認可したものです。

FDAは隠すように、2021年7月にファイザーのワクチンの副作用について開示していたようですが、1年以上経った今でも、FDAはプレスリリースを出したり、医師や医療機関に通知したり、論文などで調査結果を公開したり、ワクチンの添付文書などを更新したりしていません。当初はFDA は、「今後の最新情報や情報が利用可能になり次第、一般に公開する」と約束していたようです。

FDAは1年以上も前に、ファイザーのワクチンを接種した高齢者で4つの深刻な有害事象が増加する可能性があるという調査結果を知っていました。急性心筋梗塞、播種性血管内凝固症候群(DIC)、免疫性血小板減少症(ITP)、肺塞栓症です。その後、FDA は、この問題をより徹底的に調査することを目的としたフォローアップ疫学研究の概要を示す研究計画文書 (またはプロトコル) を発行しました。しかし、1年以上経った今、フォローアップ研究の状況と結果は不明です。

安全性のデータはタイムリーに医師やそれを受け取る一般の人にも知らされるべきでしょう。ほかの国からのデータでも同様なワクチンの副作用が報告されています。ファイザーとモデルナの両方のmRNAワクチンを接種した後に、血栓塞栓症と血小板減少症の転帰が統計的に有意に増加することがわかりました。このワクチンが「適切にテストされていない」と考えるべきでしょう。

FDAが適切な開示をしないために、何かを隠していると受け取られても仕方がないでしょう。

どのようなワクチンにも副作用があり、完全に安全なワクチンは存在しないことは明らかですが、しかし、副作用の質と程度、頻度は非常に重要であり、それは接種するかどうかの選択に大きくかかわってきます。(引用は、ここまで)

急性心筋梗塞 - 04. 心血管疾患 - MSDマニュアル プロフェッショナル版 (msdmanuals.com)

急性心筋梗塞は、冠動脈の急性閉塞により心筋壊死が引き起こされる疾患である。(引用は、ここまで)

冠動脈とは、心臓の筋肉に栄養や酸素を与える血管の事。

心筋壊死とは、心臓の筋肉を構成する細胞が死んでしまう事。

急性心筋梗塞は、命に関わる病気。

肺塞栓症 - 07. 肺と気道の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

肺塞栓症は、血液のかたまり(血栓)や、まれに他の固形物が血液の流れに乗って肺の動脈(肺動脈)に運ばれ、そこをふさいでしまう(塞栓)病気です。(引用は、ここまで)

四季報を読む。

SBI証券にログインし、四季報を読んだ。

3183   ウイン・パートナーズ 

【特色】医療機器販売、心臓カテーテルに強み。(以下略)

【価格低下】糖尿病関連順調。(中略)ただペースメーカーなど償還価格改定が響く。(以下略)

220805_1.pdf (win-partners.co.jp)

5/9

インスリンポンプ、持続血糖測定器 (引用は、ここまで)

 

インスリンポンプ、持続血糖測定器を取り扱っている(売っている)。

 

糖尿病 - 12. ホルモンと代謝の病気 - MSDマニュアル家庭版 (msdmanuals.com)

1型糖尿病(以前はインスリン依存性糖尿病あるいは若年型糖尿病と呼ばれていたもの)では、体の免疫系が膵臓インスリン産生細胞を攻撃し、90%を超える細胞が破壊されて回復不能になります。そのため、膵臓インスリンをほとんど、あるいは完全につくれなくなります。(中略)

治療(中略)

1型糖尿病に対し、インスリン注射(引用は、ここまで)

 

調べた事をメモした。

ワクチン接種後に糖尿病④

ワクチンの後遺症、副作用にどの学会も沈黙しているのはなぜなんだろう? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

New‐onset fulminant type 1 diabetes after severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 vaccination: A case report - PMC (nih.gov)

安定した気管支喘息の持病を持っていましたが、糖尿病と診断されたことのない45歳の女性。ファイザーワクチンの1回目接種を受け、翌日に微熱があり、3日目には全身倦怠感と喉の渇きがありました。接種6日後から吐き気と腹痛が出現し、翌日かかりつけ医を受診。ワクチン接種の8日後に高血糖、随時血糖値469mg/dL、HbA1c7.2%を認め、総合病院に紹介されました。ワクチン接種以来6kg体重が減少していました。検査では、糖尿病性ケトアシドーシスでした。内因性インスリン分泌の枯渇、膵島関連自己抗体は陰性であり、この人も劇症型1型糖尿病に関連のあるHLAを有していました。(引用は、ここまで)

【症例】45歳女性

【現病歴】気管支喘息がある。糖尿病と診断された事は無い。

1回目の接種を、ファイザー社のワクチンで受ける。

翌日、微熱があった。

3日目(翌々日の事だと思う)に、全身倦怠感と喉の渇きがあった。

7日目(接種の6日後)から吐き気と腹痛が出現(元の論文には腹痛と書いてある)。

8日目に、かかりつけ医を受診。

9日目(接種の8日後)に、随時血糖値469mg/dl、HbA1c7.2%を認めた(8日目に受診し、その時、血を採ってもらい、9日目に結果を聞いたんだと思う)。

総合病院を紹介された。

ワクチンを打ってから、体重が6㎏減っていた(総合病院を受診した時点で、という意味だと思う)。

血液検査の結果は、高血糖代謝性アシドーシス、ケトン血症を認め、糖尿病性ケトアシドーシスと考えて、矛盾がないものだった。

 

neruzoh注。

随時血糖値は、469㎎/dlと高いのに、HbA1cが7.2%で、それ程、高くない。血糖値が急に高くなった、と考える事が出来る。

>この人も劇症型1型糖尿病に関連のあるHLAを有していました。

自分がそういうHLA(human leukocyte antigen、ヒト白血球型抗原)を持っているかどうかは分からない。

そう考えると、前もって、避ける、という事は出来ない、と思う。

 

この人も、ワクチン接種後に、1型糖尿病を発症している。

ワクチン接種後に糖尿病③

日本人の症例です。

ワクチンの後遺症、副作用にどの学会も沈黙しているのはなぜなんだろう? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

51歳の女性は、モデルナのワクチンの1回目の接種から28日後に、全身疲労、喉の渇き、多尿、多飲となりました。発症から2日後にワクチンの2回目の注射を受け、その後、毎日1~2リットルの砂糖入り炭酸飲料を摂取するとともに、症状が著しく悪化しました。

そして3kgの体重減少に気づき、症状の発症から12日後にかかりつけの医師を受診しました。ワクチンの前までは彼女は血糖異常や糖尿病の病歴がなく健康でした。初回接種45日前の定期健康診断の結果、血糖値は正常で、空腹時血糖90mg/dL、HbA1c5.6%でした。彼女の父親は2型糖尿病でしたが、彼女の家族には自己免疫疾患の患者はいませんでした。初診から2日後(ワクチン1回目接種から6週間後)、かかりつけの医師から高血糖、随時血糖値455mg/dLが指摘されたため、別の病院に紹介されました。

受診時糖尿病性ケトアシドーシスの状態で、検査により、内因性インスリン分泌の枯渇、インスリン自己抗体陽性、および甲状腺ホルモンの正常なレベルでの甲状腺に対する自己免疫が明らかになりました。1型 糖尿病と関連しているHLAが見つかりました。(引用は、ここまで)

【症例】 51歳女性。

【家族歴】父親は2型糖尿病(普通の糖尿病)。家族に自己免疫疾患の患者はいない。

【既往歴】ワクチンを打つまでは、血糖異常や糖尿病の病歴はなく、健康だった。

【現病歴】初回接種45日前の定期健康診断の結果は、空腹時血糖90mg/dL、HbA1c5.6%だった。

(空腹時血糖値99㎎/dlまでは、問題なしと考えて良い、と思う。)

1回目のワクチンは、モデルナのワクチンだった。

1回目の接種から28日後に、全身疲労、喉の渇き、多飲、多尿を認めた(喉が渇いて、たくさん飲む。その結果、おしっこがたくさん出た、という事)。

1回目の接種から30日後に、2回目の接種を受けた。

2回目の接種後、毎日1~2リットルの砂糖入り炭酸飲料を摂取していた。症状が著しく悪化。

3kgの体重減少に気づき、1回目の接種から42日後(2回目の接種から12日後)に、かかりつけ医を受診した。

1回目の接種から44日後(2回目の接種から14日後)、かかりつけ医から随時血糖値455mg/dLを指摘され、別の病院を紹介された。

(「ワクチン1回目接種から6週間後」と元の文章には書いてある。2日ほど、ずれがあるが、気にせず、先に進む。)

その病院を受診した時、糖尿病性ケトアシドーシスの状態だった。

 

本症例も、ワクチン接種後に、1型糖尿病を発症している。

ワクチン接種後に糖尿病②

日本人の症例です。

ワクチンの後遺症、副作用にどの学会も沈黙しているのはなぜなんだろう? – ドクターシミズのひとりごと (promea2014.com)

ワクチンの前は、軽度の耐糖能障害のあった73歳女性。1回目のワクチンの3か月前には一度は、上の図のようにHbA1cが7%を超えていましたが、その後自然と低下していました。2回目の接種から4週間後、生活習慣は変わらなかったものの、HbA1c が7.3%まで上昇し、その3週間後には、食欲不振、疲労感、吐き気、嘔吐が見られました。

2回目の接種から8週間後、血液検査でHbA1c値9.3%、随時血糖値318mg/dL、血清C-ペプチドは1.80ng/mL、抗GAD抗体レベルは2,000U/mLを超え、インスリン自己抗体レベルは581NU/mL であり、1型糖尿病と診断されました。1型糖尿病と関連しているHLAが確認されました。(引用は、ここまで)

軽度の耐糖能異常のあった

糖尿病と診断出来る程ではないが、血糖値は少し高め、という意味。

空腹時血糖値が100~125㎎/dlという意味だと思う。

空腹時血糖値が126㎎/dl以上で、かつ、HbA1cが6.5%以上で、糖尿病と診断する事が出来る。

>随時血糖値318mg/dL

空腹時でない(前の食事から10時間以上経っていない状態で)血糖を調べたところ、318㎎/dlだった。

 

2回目の接種の後、生活習慣は変わらなかった。(食べる量が増えたり、運動をしていたのを止める、といった事はなかった、という事だと思う。)

しかし、2回目の接種から4週間後に血液検査を受けたところ、HbA1cは、7.3%になっていた(6.6%位から7.3%になった)。

2回目の接種から7週間後には、食欲不振、疲労感、吐き気、嘔吐が見られた。

2回目の接種から8週間後に血液検査を受けたところ、HbA1cは、9.3%になっていた。随時血糖値は、318mg/dLだった。

 

随時血糖値が200㎎/dl以上で、かつ、HbA1cが6.5%以上でも、糖尿病と診断する事が出来る。

 

2回目の接種の後、1型糖尿病になっている。